2020/02/11 11:46
尾州産地で古くより行われてきた羊毛再生文化 "毛七"
昨今の持続可能性が叫ばれる遥か以前より始まり、現代まで連綿と続いています。
その歴史は、
第二次世界大戦後の焼け野原となった日本。
食べる物も着る物も無いこの国では、着古したボロ布一枚でも貴重な財産でした。
とりわけウールは自給自足が出来ない、より一層貴重なもの。
今ある資源を無駄にせず、再生させるという発想は必然でした。
そうして生まれた毛七。
生きる為の術であった毛七は、この国で自発的に生まれ、発展しました。
私たちはこの文化と歴史に敬意を表す意味で、
リサイクルウールという言葉よりも、再生羊毛という言葉を使用しています。